家庭菜園 野菜の栽培方法【ほうれん草の育て方】
ほうれん草(アカザ科)栽培のポイント
【春まき】
種まき:3月~5月中旬 収穫:5月~6月
【秋まき】
種まき:9月~11月上旬 収穫:10月~翌2月
①ほうれん草は酸性土壌に弱いので、土づくりの段階で石灰を畑全面に散布しておきましょう。
②連作障害がありますので、1~2年はあけるように。
種まき
種まきは、1条ないし2条(2条まきの場合は条間を15~20㎝にします)のすじまきにします。
畝の表面をならし、支柱などを畝に押し当てて深さ1cm程度の溝をつけ、1cm間隔で種をまきます。
次に、溝の両側から指でつまむようにして土をかぶせます。手のひらで軽くおさえ、たっぷり水やりします。
間引き・土寄せ
種まき後3~4日で発芽します。7日目ぐらいで双葉が展開して本葉1~2枚が見え始めるころに3~4cm間隔になるように苗を間引き、ひとつひとつの株をしっかり育てます。
間引き後は、苗がぐらつかないように株元に軽く土を寄せます。
間引き(2回目)・追肥・土寄せ
1回目の間引きで株間3㎝にすれば十分にほうれん草は収穫できますが、一株一株を大きく育てたいときは、さらにもう一度5~6cm間隔に苗を間引きます。
追肥は、中耕・土寄せをかねて草丈が8~10㎝まで育った頃に行います。追肥は、株のわきに化成肥料を施してください。
寒冷期の保温
12~2月頃の寒冷期になると、霜や寒風による凍害、葉の痛み、黄化などを起こす場合があります。品質の良いものを収穫するため、べたがけ資材を利用して保温すると良いでしょう。べたがけには、不織布、寒冷紗などがあります。
収穫
ほうれん草の草丈が20~25㎝になったら順次収穫していきます。収穫までの期間は、春まきで種まき後30~40日、秋まきで30~50日程度です。
収穫は、各株の根元を切るか、株ごと引き抜いてもよいでしょう。
旬の野菜作り一覧表 | |||||||
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春~夏 |
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夏~秋 |
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秋~冬 |
ほうれん草 |
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冬~春 |
畑づくりや野菜作りのヒント |
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